一般的な質問
Q1 Probiotic LIVEとは一体何ですか?
ProBiotic LIVEは生きた高濃度のプロバイオティック細菌を豊富に含む、特許取得済み(EP特許2124607 - ペットフード)の機能性スーパープレミアムペットフードです。
プロバイオティック細菌はすべての健康な動物の腸内に自然に存在します。これらの微生物は未成熟な腸に定着し、腸内機能を正常に回復し、消化器系の働きを助けることにより潜在的な病原菌に対する競合排除のメカニズムを促進します。 ProBiotic LIVEに含まれるプロバイオティクス微生物、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)は、国際的に認められた培養コレクションNCIMB(National and Industrial Collection of Industrial and Marine Bacteria)より入手しており、宿主となる犬、猫の消化器官に有益な効果があるものが選別されています。
ProBiotic LIVEはプレミアムスタンダードの基準を満たしたクオリティの高い天然素材を使用しており、豊富なラインアップの中からペットのニーズに合わせてお選びいただけます。独自配合によるオイルが消化を助け、フードを風味豊かに仕上げます。すべての製品は人工香料、着色料または防腐剤不使用です。 Priotic LIVEはペットの健康な食生活のために必要な栄養すべてを含んでいます。
Q2 安いペットフードとProbiotic LIVEに何か違いはありますか?
ペットフードの品質を語る時、他の全てのものとまったく同じルールが当てはまります。それは品質と価格は相関するということ。言い換えれば、値段に見合ったものしか手に入らない(安かろう悪かろう)ということ。
ProBiotic LIVE は、高品質のペットフードで、高品質のフードを提供することを保証するために、原料と工程の両方に厳しい要件を求めています。原料は厳選されており、安いということで選択はされていません。製品の品質を保証することができるように、人間用の品質の原料のみを使用しています。高品質の天然原料のみを用い、人工添加物を避けることを重視しております。ProBiotic LIVE は、特に高品質で機能性があり、健康を増進する原料を使用していることにより、市場に出ているペットフードの中でもユニークです
Q3 「高品質タンパク質」とはどういう意味?そして推奨タンパク質含有量とはなんでしょうか?
タンパク質は体の基礎成分であり、犬と猫の両方にとって重要です。タンパク質は体内でアミノ酸に分解されます。22種類あるうち約半分が犬と猫にとって必須アミノ酸です。これは、彼らが食事を通してたんぱく質を摂取する必要があることを意味し、犬も猫も餌に一定量を必要とします。ペットフードのタンパク質については、タンパク質量ではなく品質が重要です。必須アミノ酸の濃度と消化率は、タンパク質の品質を決定するものです。良質のタンパク質は必須アミノ酸の理想的な割合を保証しますが、動物は低品質のタンパク質を適切に消化できません。これは体に深刻な影響をもたらす必須アミノ酸の欠乏につながる可能性があります。
別の問題は、タンパク質はカロリーが非常に高い栄養素であるため、高タンパク質な食事を取り続けると、動物が過体重になるリスクが高くなるということです。
最後に高たんぱく食は適正なカルシウム - リン比率を維持することが難しく、これは将来の関節炎の素因となる関節および骨の発達に異常を招くことがあるので、特に子犬や子猫にとって問題です。ドッグフードに含まれるタンパク質の推奨量は、成長期では22%、維持のためには18%です。市販の猫用食品については、子猫の場合は少なくとも30%、成人の猫の場合は26%以上のタンパク質含量が推奨されます。
タンパク質の摂取量を増やす方がタンパク質の品質を高めるよりも良いという栄養学的または科学的証拠はありません。余分なタンパク質が尿を介して排泄されるため、タンパク質含量が高すぎると腎臓に影響を及ぼす危険があります。そのため、食物中のタンパク質含量が犬は30%、猫は45%を超えないよう推奨されています。
過剰タンパク質は炭水化物などの代わりにより高価なエネルギー源として使用されるためタンパク質の過剰量を与える理由はなく、しいては過剰タンパク質含量はフードの価格上昇につながるといえます。
Q4 ProBiotic LIVE はスーパープレミアムフードですか?
ProBiotic LIVE には、長年の経験からその効果が証明されているスーパープレミアム原料のみを使用しており、ProBiotic LIVEは、スーパープレミアムペットフードとして 調製されています。
高い品櫃基準を満たすため、ProBiotic LIVEには天然の原料のみを使用しています。チキン、ラム、魚、ダック、ライス、トウモロコシ、動物油脂、魚類オイル、ビタミン、ミネラル、その他の原材料の使用は、最高品質の完全ペットフードの要件を満たしています。オイルと油脂の独自の配合は、食感に対する重要な利点を提供しています。全ての原料は最高の消化性を得るために特別な下処理をしています
Q5 オメガ-3およびオメガ-6 脂肪酸の重要性とは?
オメガ-3およびオメガ-6 脂肪酸は、ペットの健康のために重要な全ての脂肪酸類の大本となるものです。オメガ-3およびオメガ-6 脂肪酸は両方とも犬や猫の免疫系においていろいろな機能を果たす重要な役割を負っています。
オメガ-3 脂肪酸:
- 脳や網膜の機能のために必要
- 細胞膜の湿潤性と皮膚の健康に寄与
- 関節炎に対抗する
- 生殖機能を助ける
- 循環器系を改善
- アレルギーや炎症性の皮膚疾患に対抗する
オメガ-6 脂肪酸:
- 成長と生殖機能に必要
- ホルモンレベルのバランスを保つ
- 細胞膜構造と湿潤性に寄与
- 皮膚や毛並を健康に保つ
- 神経系の適切な発達を増長する
- 成長期の食事効果を増強する
- 皮膚を健康に保つ
- 網膜や神経系の正常な発達にのために必須
Q6 レシチンとは何ですか?
レシチンは、ホスファチジルコリンと呼ばれる基質を含有します。ホスファチジルコリンは細胞を取り囲む膜の主要な部分で、適切な脳機能に必要な神経化学物質であるアセチルコリンを製造するためにも使用されます。またレシチンは体内の脂肪やコレステロールをより小さな液滴に分解することによって脂肪を安全に「乳化」する際にも役立ちます。レシチンとその誘導体は、脂肪を安全に分解するために役立つので、肥満や肝臓病のペットには非常に有用です。さらに心血管疾患の予防に役立つため高齢ペット用フードにとって優れた添加物です。これらがProBiotic LIVEのフードにレシチンが含有されている理由です
Q7 機能性フードとは?
機能性フードとは、付加的な有益効果を増強したフードです。特に健康増進の観点からそう呼ばれます。ProBiotic LIVE は、プロバイオティクスと加水分解タンパク質の両方を含んでいるので、機能性フードと呼んでよいでしょう。
Q8 製品にはどのくらいの肉が入っていますか?
肉は犬、特に猫にとって重要なタンパク質源です。猫は健康を維持するために必要な栄養素を得るために食事を通してタンパク質(肉)を必要とします。動物性タンパク質は味とエネルギー、さらにビタミンやミネラルの良質な良質な供給源です。 ProBiotic LIVEのタンパク質源は高品質の鶏肉、子羊、七面鳥およびアヒルなどです。これらは最良のバイオアベイラビリティ(栄養が全身循環に到達する割合)と栄養素の利用を保証するために使用されます。私たちは良質の動物性タンパク質を豊富に含む製品を作ることを目指し、それによって常に必須アミノ酸の要件が満たされる事を保証します
Q9「プレ」バイオティクスと「プロ」バイオティクスの違いは?
プロバイオティクスは、腸内に存在する有益な生きた保護性の細菌です。これらの微生物は栄養素の消化と腸内ミクロフローラのバランスのために必要です。
プレバイオティクス (例: フラクトオリゴ糖[FOS]) は、プロバイオティクスの繁殖を増強する原料です。言い換えれば、それはプロバイオティクス細菌の餌と考えられます。プレバイオティクスは、多くの場合、消化されない複合炭水化物で、種々の植物、野菜、穀物中に含まれています。 これらの炭水化物は、唾液中や胃内の酵素による消化に耐え、腸に到達し、そこでプロバイオティクス細菌によって発酵します。フラクトオリゴ糖 (FOS)の最も有益な効果は、プレバイオティクス細菌の成長を選択的に刺激することで、腸内ミクロフローラの構成を顕著に増強し、潜在的病原細菌の数を減少させることです。
イヌリンは、天然に存在する多糖類(いくつかの単糖類が連鎖しているもの)で、多くの植物内で生成されます。イヌリンは、独特の栄養学的特徴があるので、食品に使われることが多くなってきています。イヌリンは、砂糖や他の炭水化物の3分の1から4分の1のエネルギーを含んでおり、また脂肪の6分の1から9分の1のエネルギーを含んでいます。別の特徴として、イヌリンはカルシウムの吸収を増加します
Q10 食べ残しをペットの餌として与えてもよいですか?
カリカリの代わりに食べ残しをペットに与えることは良いことだというのは誤解であり、より煩わしいことが多いです。食べ残しには、過剰な脂肪や塩分が入っており、肥満につながります。したがってドライフードを使用することがより安全で、廉価な解決策となります。ドライフードの他にペットに何かを与えたい場合、食べ残しではなく専用のおやつを与えましょう
Q11 ProBiotic LIVEの保証とは?
このフードが、ペットフードとして必要な栄養や法定要件を満たすことを保証します。このフードに含まれるプロバイオティクス細菌 Enterococcus Faecium NCIMB 10415 は、EU内で犬用や猫用に使用されることが認可されています。現在ProBiotic LIVEご利用の多くのペットオーナーの皆様は、特に製品の風味の良さやペットの総体的な健康に大変満足しています。
Q12 良いプロバイオティクスとは?
安全性: プロバイオティクス細菌は、非病原性で無毒でなければなりません。
生存度: 製品の保存期間中を通して、また腸全体を通じてプロバイオティクス細菌が生存し続けることによってのみプロバイオティクスが有効になります。これが、善玉細菌がコロニーを形成することを確実にする唯一の方法なのです。
最低用量: プロバイオティクスの濃度は、平均して最低1 x 109 CFU/ kg を含む完全フードを与えなければなりません。
品質保証全ての段階(例えば発酵中、製造過程、保存など) においてプロバイオティクスが他の微生物によって汚染されないということが不可欠です
Q13 ProBiotic LIVEのすべての製品にトウモロコシが含まれているのはなぜですか?
ペットフードのトウモロコシについては多くの意見があります。一部ではトウモロコシは「フィラー」としてのみ使用され、トウモロコシは消化器系および行動系の両方の問題の原因となりうるという意見があります。しかしトウモロコシを目の敵にする根拠はなく、実際には非常に栄養価が高く優れた成分であることがわかります。
例えばトウモロコシは健康な筋肉、皮膚、被毛に必要なアミノ酸の供給源になります。さらにトウモロコシは簡単に消化可能な炭水化物ですので、犬や猫にとって消化、吸収の早いエネルギー源となりえます。炭水化物はエネルギー源であること以外に食物繊維の原料であり、消化機能を促進するのにも役立ちます。
アミノ酸や炭水化物以外にも、健康で光沢のあるコートと優れた免疫システムにとって重要な必須オメガ6脂肪酸であるリノレン酸が含まれています。必須脂肪酸は、動物が自力で生産することのできない脂肪酸です。したがって食事から摂取する必要があり、トウモロコシは貴重な供給源となります。もう一つは、トウモロコシには抗酸化作用があるビタミンE、ルテイン、β-カロテンが豊富に含まれており、これらはすべて免疫系の強化に役立ちます。リンゴと比較してもトウモロコシには2倍の抗酸化物質が含まれています。トウモロコシは天然の抗酸化物質の優れた供給源ということが出来ます。
最近、グレインフリーのペットフードへの関心が高まると同時にトウモロコシが穀物かという事にも関心が寄せられています。トウモロコシを含むペットフードをグレインフリーフードと定義することはできるのでしょうか?
グレインフリーペットフードのアイデアは、犬が穀物に対してアレルギーがある場合、穀物によって消化器系の問題を引き起こす可能性があるのではないか?という心配から生まれています。しかし実際は穀物アレルギーは犬や猫ではほとんど見られず、消化器系障害の殆どの原因は小麦、オートムギ、大麦およびライ麦に含まれるグリアジンです。グリアジンは人間に見られるグルテン不耐性の原因です。小麦がアレルギーや消化不良を引き起こす現任になる可能性があっても、グリアジンが含まれないトウモロコシはアレルギー反応や消化不良の原因とはなりません。したがって、より正確には「グリアジンフリー」であっても、トウモロコシを含むペットフードを「グレインフリー」と定義できるでしょう。
結論としては、トウモロコシを含むペットフードを避ける理由はありません。むしろトウモロコシには多くの栄養的利点があり、トウモロコシを犬や猫にとって有害で不健康な「フィラー」であると認識することは妥当ではないのです。
Q14 ProBiotic LIVEは、何が特別なのですか?
ProBiotic LIVE のユニークな特徴の一つに、プレバイオティクスとプロバイオティクスの両方を含んでいることがあります。これらの原料は、バランスのとれた腸内ミクロフローラを確保することにより健康な消化を維持すると共にペットの健康をサポートします。ProBiotic LIVE の調合は、特許 (EP patent 2124607 – Pet Food)を取得しており、他に同じ機能性品質を持つ製品は市場には出回っていません。
Q15 マイクロバイオーム(マイクロフローラ)とは何ですか?またそれは消化器系のどこにありますか?
すべての動物の腸管内にはマイクロバイオーム、以前はマイクロフローラ(微生物叢)と呼ばれていた何百万もの微生物の複雑な生態系が存在します。腸内微生物には様々な種類の細菌や真菌が含まれており、腸管内には微生物がおよそ400種類、総数1014存在する。これは体のその他の部分に存在する細胞よりも多くの生物が腸内に存在することを意味し、腸管系を体内で最大の免疫器官にしているのです。食物の流れが遅くなり微生物が栄養素を利用するための時間が増えることにより、微生物の多様性が高くなる胃から大腸までの間に微生物の数は膨大な数に増加します
Q16 食物の消化におけるミクロフローラの役割は?
ミクロフローラは、宿主動物と共生関係を構築し、栄養素を分解することに関わる種々の酵素を生産することにより消化を助けるという利益をもたらします。
腸内にいる細菌は、免疫反応も促進します。したがって、バランスのとれたミクロフローラは最適な消化にとって不可欠なのです。
Q17 プロバイオティクスによって達成される利点は?
プロバイオティクスが宿主にとって有益に作用する例は:
- ストレスの影響を減少
- 下痢や消化系の攪乱を減少
- 免疫や病気に対する抵抗性を改善
- 消化の改善
- 皮膚や毛並の改善
- アレルギーのリスクの低減
- バランスのとれたミクロフローラの維持
Q18 プロバイオティクスを毎日与えることによってペット自体の産生に影響を与えますか?
いいえ、動物はプロバイオティクス細菌に対する抵抗性を発生することはできません。病原性の細菌のみが腸内に過剰増殖することができます。プロバイオティクスを毎日与えることにより、病原菌が過剰に増えることによる下痢の発症のリスクを制限することができます。さらに、プロバイオティクスはミクロフローラのバランスを保ち、ペットを健康に保つ助けとなります。
Q19 正常機能する消化系はなぜ重要なのですか?
約70%の免疫反応が腸で起こるので、腸は免疫系の構成要素として最も重要なものの一つです(Vighny G., et al., 2008) 。外部からの病原菌に対する抵抗力が弱まってしまうと、体内で感染症が発生するリスクが高まります。ペットに毎日プロバイオティクスを与えることにより、腸を最適の状態にすることができ、健康で良く機能する免疫系を維持することができるのです。
Q20 ProBiotic LIVE に含まれる最近は強酸性の胃を生きて通過できますか?
多くの動物における強酸性で低pHの胃は、食物に含まれる大量の感染源を取り除こうという自然の手段なのです。しかし、口・腸管のルートが感染源が体に侵入する最も普通の経路である事実からわかるように、その過程は完璧に効果的ではありません。
ProBiotic LIVE に含まれる微生物は乳酸菌 (LAB) です。その名の通り、これらの細菌は乳酸を生成します。これにより有益な細菌が最適な酸性環境で確実に成長するのです。酸性環境を作ることによって、乳酸菌は、成長のためによりアルカリ性pHを好むE. coli などの大腸菌の成長を阻害します。
また、ProBiotic LIVEに は、億単位の微生物が含まれており、少なくともある程度の細菌が幽門を通過し腸にコロニーを作ることができるので、胃で滅菌される問題を克服することができるのです。さらに、ProBiotic LIVEに含まれる微生物を保存するために利用されるフリーズ・ドライ製法は、カプセル化を起こし、プロバイオティクスを胃酸から保護することができます。
Q21 プロバイオティクスの基本的概念とは?それはどのように働くのですか?
ロイ・フラー博士(Dr. Roy Fuller) は、プロバイオティクスを「食品に対する生きた微生物のサプリメントで、腸内細菌のバランスを改善することにより宿主に有益な影響を与えるもの」と定義しています。この定義では、プロバイオティクスが生きた細胞であることの重要さを強調しています。この数年の間にプロバイオティクスに対する認識が、世界中で高まってきています。多くのペットオーナー達がプロバイオティクス製品を利用する利点をすでに知っており、プロバイオティクスの日々の供給がペットの健康にとって多くの利点を持っていることを認識しています。
プロバイオティクス細菌は、すでに動物の腸内に生存する善玉菌をサポートし、潜在的に病原性を持つ最近のためのスペースを占領してしまうのです。さらに、ミクロフローラのバランスがとれ、それによって健康で機能性の良い消化系が維持できるのです。
プロバイオティクスは、下記の機序によって機能することがわかっています:
栄養素の競合
腸の中では、善玉と悪玉の両方の微生物が同じタイプの栄養素を利用しています。したがって、そこには細菌が成長し繁殖するために必要な栄養素に対する競争が起こります。よって、善玉細菌がより多く腸内に取り込まれれば取り込まれるほど、善玉細菌と悪玉細菌の競走が激しくなるのです。
付着領域の競合
腸内の付着領域に付着することが、コロニーを形成するうえで重要な要因となり、多くの腸内病原菌は腸壁に付着することにより腸管のぜん動運動により排除されことを防いでいます。細菌が付着できる「個所」は限られているので、善玉細菌の数が増えることは、悪玉細菌の付着領域が減ることにつながります。
免疫への刺激
- プロバイオティクスは、抗体の生成を促進します (局所および全身)。
- マクロファージの活性を増加します。
- γインターフェロンのレベルを増加します。
- サイトカインの生成を増加します。
直接の抗菌効果
これは、多くの乳酸菌 (LAB)によって生成されることが知られているバクテリオシンを介して行われるか、腸内のpH を下げ病原菌にとって不利な環境を作り出す有機酸 (乳酸など) を産生することによって行われます。
消化の改善
プロバイオティクス細菌は、複合等分子を分解する酵素を生成することにより健康なミクロフローラをサポートし、またミクロフローラ自体として活動します。その結果、食事に含まれる大量の栄養素が利用されます。ミクロフローラは、また、ビタミンを生成し、宿主にとって第2のビタミン源として働きます
Q22 プロバイオティクスは、抗生物質と同時に使用できますか?
抗生物質が使用されている場合、特に経口投与されている場合、通常の腸内フローラは攪乱されています。抗生物質の使用が長引く場合、腸内フローラに対する影響は多大です。プロバイオティクスは、もちろん腸内ミクロフローラの通常の個体群を回復する手助けをし、これがプロバイオティクス使用の主要用途の一つとなっています。
腸内ミクロフローラの修復は、抗生物質治療の終了後が最も有益ですが、抗生物質と同時にプロバイオティクスを与えることは論理的です。それは、腸のシステムは動的で食物の存在と特定の時間における抗生物質の濃度に依存して波状のミクロフローラの活動が繰り返されるからです。したがって、プロバイオティクスを用いて通常の微生物活動を繰り返し増強することは動物にとって有益となるでしょう。
Q23 ProBiotic LIVEを使用する適切な時期はいつですか?
ProBiotic LIVEはいつでも与えることが可能ですが、以下の状況では特別な効果をもたらします:
- よい微生物叢を確立するために出生直後
- 離乳後
- 麻酔の前後
- 治療中および治療後
- ワクチン接種後
- ストレスに備えて、ストレス中/ストレス後
プロバイオティクスを使用する目的は正常な腸機能を回復させ、維持することであるため、微生物叢のバランスが乱される可能性のある時はいつでもプロバイオティクスの使用が有効です。腸の乱れを引き起こす可能性のある状況は次のとおりです。
- 感染症
- 消化器の問題
- 医療機関での治療中
- ストレス(旅行、住居の変更など)
- 激しい運動
- 手術および麻酔後
- 食欲不振
Q24 幼体動物は成体動物より病原菌(悪玉菌)の影響を受けやすいのですか?
すべての動物は腸管が無菌に近い状態で生まれますが、出生直後に動物は腸管内に複雑な微生物叢を形成します。しかしまだ微生物層(マイクロフローラ)は「経験が豊富」ではないので、この段階では病原体のコロニー形成を減少させる防御微生物叢は存在しません。そのため生まれたばかりの動物は病原微生物に対してより感受性が高いのです。例えば、生まれたばかりの動物は、サルモネラ菌のような食中毒の病原体の口腔感染症に対して成体動物より感染率が高いのです。
プロバイオティクスを含む食品を仔犬/仔猫に与えることによって、腸内システムに有益な細菌が供給され、強靭なマイクロフローラ(微生物叢)が作られ感染の影響を受けにくくなります。
Q25 ProBiotic LIVE を病気の予防に使用できますか?
どの動物でも、何百万もの微生物が消化管にコロニーを形成します。動物が健康な時、これらの微生物のほとんどが善玉菌です。しかし、動物が健康な時でさえ、病原となる菌が腸内にコロニーを形成する可能性があります。これらの病原菌は通常濃度が低すぎるので、動物の総体的な健康や免疫状態に影響が出るまで病気を発症することはありません。
ProBiotic LIVE は、動物の免疫系を刺激することにより、動物の防御機構の増強を助長します。さらに、ProBiotic LIVE に含まれる有益なプロバイオティクス細菌は、腸内にいる潜在的病原菌を競争により排除するよう働きます。ProBiotic LIVE には、低pHの乳酸を生成する乳酸菌 (LAB) が含まれており、有益な細菌の成長に最適な条件を作り出します。この作用は、よりアルカリ性のpHを好む E. coliなどの大腸菌がコロニーを形成するのを防ぎます。
Q26 加水分解タンパク質とは?
タンパク質を加水分解するということは、タンパク質分子が小さな断片、多くの場合タンパク質の「構成要素」であるアミノ酸にまで分解されることを意味しています。タンパク質が小さな断片に分解されている時には、免疫系によって認識されないので、アレルギー反応を引き起こすことがありません。ProBiotic LIVE は、健康で高品質の原料を基にした完全にバランスのとれた食事で、加水分解タンパク質源の使用によりアレルギーや食物不耐容性のある動物に適しています。
Q27 ペットの肌に異常がある場合他に何をすればよいでしょうか?
- 定期的に皮膚をチェックし、刺激反応の兆候があれば獣医に相談してください。その症状には脱毛症 (抜け毛)、紅斑 (皮膚の発赤)、垢や痂皮、小さな炎症性の発疹でそれらがさらに痂皮の斑に発展するようなものがあります。
- できる限り花粉(草や樺の木など)と接触するのを避け、家の中の埃の量をできるだけ少なくする。頻繁に掃除機をかけ、カーペットや絨毯を避ける。
- 掻痒症や毛並が乾いている時期には、鎮静効果のあるシャンプーを使った定期的な入浴が効果的です。
- 問題が食事関連の場合、獣医に指示された食事のみを与えることが非常に重要です。動物には人の食べ残しやおやつを与えてはいけません。その他に、フードは密閉できる容器に保管してください。
- 皮膚に症状が出ている場合、皮膚の自然の防御機構を増強するので、脂肪酸を多く含むフードを選ぶことが有用です。ProBiotic LIVE は、オメガ-3とオメガ-6 脂肪酸の両方を多く含みそのような状況での明白な選択肢となるでしょう。
Q28 ProBiotic LIVEを使用することによる不利な点はありますか?
いかなる場合にも、ProBiotic LIVE を使用することにより不利な点はありません。
ProBiotic LIVE には、全ての健康な動物に普通に存在する生きた微生物を含んでいます。プロバイオティクスによる毒性は未だに検出されたことがありません。推奨された濃度の100 倍以上の用量でも問題を起こすことはありません。ProBiotic LIVE の原料に刺激性やアレルギー反応を起こすものは一切使用しておりません。プロバイオティクスは不活性な生物で、外部環境中では生存できません。ProBiotic LIVE による水生動物、土壌中ファウナ、地上植物に対する有害効果は検出されていません。
しかし、ProBiotic LIVEを使用することによる利点は数多くあります:
- 完全に安全で、プロバイオティクスの過剰用量の危険性はない
- 動物自身の持つ自然の防御機構を増強し、日和見感染に対抗する能力を増強する
- 広範な状況下で非常に効果的
Q29 犬や猫に最低限必要なプロバイオティクスの量は?
望ましいプロバイオティクス効果を得るためには、最低限必要な微生物が腸内で生存し成長できなければなりません。多くの試験や研究によれば、プロバイオティクス効果による有益な効果を得るためには、犬では完全フード1キロ当たり平均濃度1 x 109 CFU (コロニー形成単位) のプロバイオティクス細菌が、また猫では平均濃度7 x 109 CFU (コロニー形成単位) のプロバイオティクス細菌が必要であることがわかっています。ある特定の微生物は、上記の平均濃度に達しない場合、プロバイオティクス効果を発揮せず、そのままずっとその濃度以下を維持することが示唆されています。したがって、ProBiotic LIVE 製品には、特定のプロバイオティクス細菌が生存し成長することを保証するため、完全フード1キロ当たり平均で正に必要濃度のプロバイオティクスが含まれています
Q30 プロバイオティクスはストレス性下痢に対して有効ですか?
ストレスはプロバイオティック細菌の濃度を低下させることによって腸内微生物に影響を及ぼします。全ての動物はストレス状態の時、腸のpHが上昇します。この時胃腸管は有益な種(善玉菌)を消費し、病原性種(悪玉菌)の発生を許す傾向がある。
ワクチン接種、抗生物質療法、離乳、旅行、リホームまたは病気は病原性種に有利な腸内細菌叢におけるバランスの変化をもたらすストレッサーと考えられるいくつかの要因である。
ストレスは動物の免疫応答を低下させ、消化管生態系における調節機構の変化および分解をもたらし、管内の病原体のより容易な樹立を可能にし、下痢の発症をもたらし得る。 ProBiotic LIVEを使用することにより、腸内微生物に対する最適条件が保証されます。したがって、様々なタイプのストレッサーによって引き起こされる腸の混乱の発症を予防する。
Q31 ProBiotic LIVE には特別な保管設備が必要ですか?
ProBiotic LIVE は、湿気や熱による分解を避けるため、外装を開封した後は、乾燥した涼しく清潔な条件で直射日光を避け、密閉して保管することを推奨しています。ProBiotic LIVEは、室温で18 ヶ月間 (ドッグフード) および15ヶ月間 (キャットフード) 安定です。これらは長期にわたる試験結果により判断されています。
Q32 なぜヨーグルトは動物用のプロバイオティクスとして使用できないのですか?
人間用の生ヨーグルトをプロバイオティックサプリメントとして使用する傾向が高まっており、多くの人々が人間用の製品がペットにもよいと考えているようです。しかしながら、ペットにヨーグルトを使用することにはいくつかの重要な欠点がああります。生ヨーグルトに含まれる微生物の菌株は、プロバイオティクスの本来の利点ではなく、味や食感を優先して選ばれている場合があります。ヨーグルトのもう一つの問題は、ほとんどが低温殺菌されていることです。低温殺菌は、有害な微生物を殺すように設計された加熱プロセスですが、熱感受性であるプロバイオティック細菌も殺してしまうことがよくあります。したがって、ヨーグルト中に存在する生きた微生物の濃度は比較的低い傾向にあり、通常表示されていません。また保存状態によるヨーグルトの新鮮さにも依存しています。
乳糖不耐症
注意すべき重要な点は、ほとんどのペットが乳糖不耐性であるが、動物によって感受性レベルに差があるかもしれないということです。ラクトース(乳糖)の分解にはラクターゼが必要です。ペットが成体に達するとラクターゼの活性が低下するため、成熟した犬および猫の腸内には乳製品に含まれる大量のラクトースを処理するためのラクターゼの量が十分ではないことを意味します。ラクターゼの不完全な消化は腸の不調の原因となり、下痢の発症につながります。下痢は腸管系の粘膜を損傷させ、その結果、消化に必要とされる酵素、例えばラクターゼなどが失われます。腸内システムが回復するまでには1〜2週間を要します。そう言った理由で下痢の発生中または発生後の乳製品の摂食は、事態を悪化させる可能性がるのです。それ以外にも、ほとんどの乳製品は様々な栄養素の欠乏または過剰に含んでおり、適切な通常の食事に多量に追加するとむしろ食事のアンバランスを引き起こす可能性があります。
キシリトールに対する注意。
ヨーグルト自体はペットに対して全く毒性はありません。しかし人間用に生産されたヨーグルトの多くはイヌにとって非常に毒性の高い人工甘味料キシリトールを含んでいます。キシリトールはペット、特にイヌにとって生命を脅かす深刻な症状を引き起こす可能性があります。キシリトールは犬の低血糖を引き起こすことが知られていますが、より最近の研究では潜在的に急性肝不全を引き起こす可能性もあることが示されています。
キシリトール摂取後、通常最初の兆候は嘔吐です。その後30〜60分以内に低血糖を発症し、運動失調から衰弱、けいれん、昏睡まで急速に悪化することがあります。症例報告では、摂取後12〜24時間以内に肝酵素値が上昇し、特定の症例においてはキシリトール摂取した犬8匹のうち5匹が死亡または安楽死したとの報告がありました。イヌにおけるキシリトール中毒による事故はキリトールを使用した製品と共に増加の傾向にあります。
事故を減らす方法はペット用のプロバイオティックサプリメントとしてヨーグルトを使用することを避け、犬用に処方されたサプリメントを使用すことですが、最善の方法はプロバイオティクスを含むより高品質のペットフードを与えることでしょう。